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X線検査とリスク

歯科治療を行う上で、X線写真は大きな情報源です。歯肉の下に隠れている歯の様子、歯の根の数や形、歯の神経(歯髄)の様子、歯を支えている骨の状態、骨の病気の有無などが手にとるようにわかります。また歯と歯の間の小さな虫歯も写し出されます。 X線写真の惰報なく治療を行うことは、羅針盤(今ではGPSでしょうか)なしで航海するようなもので、大変な困難を伴います。X線は、原発などで問題になっている放射線の一つですが、これを体に当てることの危険性はどのようなものでしょうか。今回はこのことを少しお話してみましょう。
私たちは、自然放射線と呼ばれる放射線を少量ではありますが常に浴びています。大地からも出ていますし、宇宙からの宇宙線、体内に放射性物質を取り込むことによっても被曝しています。健康の為にと、温泉に出かけたり、高い山に登っておいしい空気を吸いに出かけたりしますと、自然放射線は増えます。東京、ニューヨーク間を飛行機で往復する高度による宇宙からの自然放射線量の増加は、口の中の小さなレントゲン写真を撮るために浴びる線量の約10倍にあたります。また平均すると年間に、食物から約5倍の、大地からは25倍の放射線を浴ぴています。 ここで放射線に限らず目常的行為に関するリスクレベルの面白い資料がありますのでご紹介しましょう。

たばこを吸うことが断然リスクが高いことは想像がつくでしょうが、X線撮影の1000倍リスクが高いことは驚きです。余談ですが、飛行機が、電車の10倍安全な乗り物だとは、この資料を見てはじめて私は知りました。

たばこを吸いながら車を飛ばしてスキー場へ。高級ホテルに到着。エスカレーターに乗ってフロントでチェックイン。その日は豪勢にホテルのプールで泳ぐ。プールサイドでコーヒータイム。ここでも一服。翌日はがんがん滑り、財布がさびしくなってきたので、添加物の入ったインスタント食品で軽く昼食をすませて、疲れた体で眠気覚ましに再びたばこの煙まみれで運転し帰宅。高級ホテルでありながらプロパンガスを使っていたとも知らずに。
ざっと計算しても口の中の1枚のX線写真の10000倍のリスクを負っていることになります。これだけのリスクをおかしていると自覚してスキーに行っている人はおそらくいないでしょう。むしろ、かなり些細なリスクと言えるのではないでしょうか。

今までに、自然放射線が原因で障害が確認されたことはありませんし、検査レベルでの放射線も同様です。我々がX線写真を撮影しようとする時は、必ず鉛の入った防護エプロンを使用しています。このエプロンは線量をて00分の1に減らせる効果があります。
妊婦の患者さんは特にX線に神経質になりがちです。口の中のX線検査では、子宮には直接放射線はあたりませんし、防護エプロンにより守られていますので、赤ちゃんへの影響はないと考えてよいと思います。だからといって当院では、X線検査の有用性と安全性を説明しても、不安がとれない患者さんに、決して検査の強要はしません。
なぜならば患者さん自身の恐怖心が、赤ちゃんに悪影響を及ぼすと考えるからです。

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